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水道料金を減らす方法

2018年12月17日

1日本の水道事情

光熱費といえばガス・電気料金をイメージすると思いますが、水道料金も含めて水道光熱費と呼びます。しかしながら水道料金は他の光熱費と大きく違う点があります。それは、ガス(プロパンガスも含む)電気とも民間業者が運営しているのに対して水道事業は原則的に市町村が独立採算で運営していることです。お住まいの市町村によって料金は違っていますが、安い料金の自治体の水道を使う選択ができる自由化が適用されていない分野なのです。


水道事業については人口減少による使用量の減少による採算の悪化・設備の老朽化という問題を抱え水道料金の平均月額はほぼ右肩上がりに上昇しており日本水道協会の調べによると水道料金の全国平均は30年間で約3割上がっているそうです。なお且つ今後老朽化した水道管の整備を進めると更なる料金の高騰は確実と言えます。


このような事情からコスト削減のため自治体が施設を保有しその運営権を民間に売却する「コンセッション方式」の導入を可能とする改正水道法が2018年12月6日に成立しました。ただ、民営化をすることは企業は利潤の追求を求める事になり実際、先行してコンセッション方式が導入されているフランスでは料金の値上がりが大きくなるケースが多くパリでは民営から公営に戻すと料金が下がるといった皮肉な事態になっています。利益確保のため水質管理をおざなりにされないかということも含めて、日本でも今後コンセッション方式を実施する場合、各自治体は慎重に検討をする必要があるでしょう。


2節水型トイレで水道料金を減らそう

水道料金は自治体が管轄していて市町村によって料金に差があります。同じ都道府県内なのに住む市町村が違うとびっくりするぐらい差があったりします。ただ、ご自身の世帯での水道料金は、電気・ガスほど季節によって大きな差は出ず、毎月ほぼ同じ金額の請求になっていることが多いはずです。総務省統計局「家計調査」によると1世帯当たりの水道料金の平均は毎月約5,000円です。


水道料金の手軽に節約するのに有効とされることは、節水シャワーヘッドへの交換・風呂の残り湯を洗濯に使うという方法が挙げられます。ただ節水シャワーヘッドも節水率が50%の商品となると使用感がいまいちと感じられる方が多いのでは?節水も使用感も両立となれば30~35%のものを選ばれたらいいのではないでしょうか。(この節水シャワーヘッドについてまた別の機会で取り上げたいと思います。)風呂の残り湯を洗濯に利用する場合人力で風呂桶を使って汲みあげるのは家庭の奥様方にとっては大変な重労働です。ですから節水ポンプ(2,000~3,000円程度で買えます)を使うといいでしょう。


家庭で使う水の約5分の1はトイレで使うといわれます。従来型トイレは、大量の水を使います。大を流す時、1回13ℓも水を使います。なんでそんなに水が出るの?というぐらい勢いよく水を使いますよね。住設メーカーのLIXILによると、4人家族(男性2人、女性2人)が1日16回(大4回、小12回)用を足すことを前提に、大を流す量が5ℓの節約トイレに替えると、年間13,800円の節約になるそうです。「日本は水と安全はただ」という言葉がありますが、そういった認識はもう過去の話になってしまったのかもしれません。築年数が15年以上経過しているご自宅にお住まいの方は、節約ができるうえ、トイレがきれいになると気持ちがいいですし、運気のアップにつながるかも?最初に書きましたように水道料金は今後も上昇の可能性が高いため是非検討されることをおすすめします。


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