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日産リーフ(LEAF)は最強の蓄電池?

2019年08月21日

1日産リーフ(LEAF)は最強の蓄電池?

日本でエコカーといえばトヨタのプリウスが代表的なハイブリッド車が一般的なイメージではないでしょうか?ただ、ヨーロッパではEV(電気自動車)の方が主流のようです。


 


そして、自動車製造技術で遅れをとっている中国ではエンジン車に比べて製造に伴う精密部品の少なさから参入障壁が低いEVに国策として注力しています。日本でEVといえば日産リーフが代名詞ともいえる存在です。2019年3月にEVとしては史上初となる世界販売累積台数400,000台に達したと日産自動車より発表されました。


しかしながら日本での販売累積台数はその3割程度に過ぎません。最近人気に陰りが見えているトヨタのプリウスですが月間販売台数は2019年に入っても1月を除いて1万台以上はクリアしていますが、日産リーフは2019年の1月から6月までの累計で1万台を超えるぐらいとその差は歴然としています。


何故ヨーロッパで人気のEVが日本では売れないのでしょうか?


考えられることは日本特有の要因でエコカー=ハイブリッド車のイメージが有りまた技術的にも成熟したハイブリッドを採用する車種が多くなって選択肢が広がったことからEVではなくハイブリッド車が選ばれていることがあるでしょう。


そして、私は一番の理由と思うのですがバッテリーに充電することが面倒であると考える方が多いということではないでしょうか?ガソリンスタンドに充電機があるわけでなく大幅に設置個所は増えたとはいえまだ充分とはいえません。急速充電にしても40kwhバッテリー搭載モデルの場合約40分かかることがネックといえます。フル充電をしても走行距離が上記モデルの場合実際の使用では300kmも走れないといわれています。バッテリー切れを気にしながらの運転では特に長距離ドライブが多い方には選択肢としては厳しいものがあるといえます。


 


マイナス要因を挙げてきましたが実は日産リーフは凄いコスパの自動車なのです!

日産自動車株式会社ホームページより


 


今後、卒FIT を迎える方には是非知っていただきたいことです。日産リーフには、「走る蓄電池」と呼べる別の顔があるのです。もっと言いますと先進的な高速道路や渋滞路での前車追従運転プロパイロットなどの技術を搭載してEVならではの加速性能・静粛性に優れた自動車の部分が「おまけ」に付いていると言っても過言ではない程コスパの高い「蓄電池」と言えます。具体的に見ていきましょう。


まず、現在販売されている日産リーフは大きく2種類に分類できます。その要素はバッテリーの容量にあります。スタンダードモデルでは先程述べましたように40kwhの容量のバッテリーを搭載しています。


更に最近になって販売された e+(イープラス)と呼ばれるモデルに至ってはなんと!62kwhの大容量となっています。フル充電後の走行距離も400km越えということですから、これなら長距離ドライブも安心ではないでしょうか?


 


この40kwhと62kwh というバッテリー容量ですが、市販されている家庭用蓄電池の売れ筋は5kwh~7kwhですがこれは家庭で消費される電気の半日分程度なのです。それに対して日産リーフの40kwhモデルなら3~4日、62kwh モデルなら5~6日分に相当する電気を貯めることができるわけです。


 


2018年9月4日に襲来した台風21号により関西電力管内の170万軒が停電に見舞われました。復旧に時間を要し1週間近く停電状態が続いた地域もありました。また、同年9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震によりブラックアウト(大規模停電)が発生し地域によっては2日程度停電が続いたことも蓄電池のニーズを高めました。日産リーフのバッテリー容量ならそのような状態でも普通の生活を送れるということです。


また、普通の家庭用蓄電池ではマネのできない本体を動かして充電の出来るところまで自力で行き帰りが出来るということも大きなアドバンテージと言えます。(自動車だから当たり前ですが)


地球温暖化の影響からスーパー台風の上陸が珍しく無くなってきている現在では数日の停電は今後もあり得ます。そんな時に日産リーフを所有している世帯だけでなくその地域を救うことになるかもしれません。


 


5kwh~7kwhの家庭用蓄電池の販売価格は工事費を含めて150~200万円程度になります。日産リーフのメーカー希望価格(消費税8%込)は最安のモデルなら3,243,240円ここから国の補助金が40万円貰えるので値引きも考慮すれば実質2,800,000円で購入出来る(オプションは別ですが)わけです。蓄電池だけとして考えても現状ではこの価格で買えません。走行距離も十分な62kwhのバッテリー搭載のe+(イープラス)の上位モデルの価格は4,729,320円。こちらも補助金同額の40万円が出ますので実質4,300,000円で購入出来ます。


自動車としては、高額の部類になりますが、家庭用蓄電池でも販売されている大容量と呼ばれる15kwhになると工事費込みで400万円近い費用がかかります。日産リーフの62kwhのバッテリー容量の4分の一の15kwhでもこれだけの費用がかかることを考えればいかにコスパに優れたものかがわかります。40kwh・62kwh のバッテリーを搭載している日産リーフの販売価格から見れば、家庭用蓄電池の価格はもっと安く出来るのではと思ってしまいます。同じ仕様のバッテリーを大量に作るスケールメリットで格安にできるということでしょうか?


 


ただし、日産リーフのバッテリー容量が大きいからといっても家庭用蓄電池のように使うためには「EV用パワーコンディショナ」が必要になります。それを導入することにより車(Vehicle)と家(House)を繋げて電気を融通する「V2H」と呼ばれるシステムが出来上がるのです。V2Hについては次の記事でご紹介します。


卒FITを迎える方で太陽光発電の余剰電力を自家消費にする為に蓄電池の導入をしようと考えている方には新しい選択肢になるでしょう。


太陽光発電を設置していなくても戸建て住宅にお住まいで「もう自家用車は日産リーフに乗っているよ」という方なら是非V2Hを導入する検討をお勧めします。


 


\太陽光発電、蓄電池の導入をご検討される方/



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