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オール電化住宅の光熱費を減らす方法②(停電対策にも有効なV2Hの活用)

2019年10月15日

1オール電化住宅の光熱費を減らす方法②(停電対策にも有効なV2Hの活用)

プロパンガスを利用している世帯が光熱費削減のためにオール電化にするケースが増えているようです。従来型のガス・電気併用住宅にお住まいの場合もオール電化にすることにより光熱費削減につながります。(当サイトの「オール電化住宅で光熱費は減らせる?」を参照ください)


オール電化住宅は既に全世帯の1割を超えており、今後も増え続けていくでしょう。ただし、オール電住宅には供給エネルギーを電気だけにするリスクがあります。昨年の近畿地方を直撃した台風21号・同年発生した北海道胆振東部地震そして千葉県に大きな損害を与えた本年(2019年)の台風15号により大規模な停電が発生しました。そして今まさにこの記事を書き終えようとしているときに、スーパー台風ともいえる台風19号が日本列島を襲い甚大な被害を与えました。お亡くなりになられた方もおられ心が痛みます。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。


ガス・電気併用住宅なら停電が発生してもガスの供給があり着火が電池式のコンロをお使いならば問題なくお湯を沸かすことや食材の加熱調理が可能になります。食生活という面においてはオール電化住宅にお住まいの方はより不自由な生活であったことでしょう。また、光熱費の観点からも注意が必要です。オール電化にすると、どの世帯でも光熱費が安くなるというわけではありません。オール電化住宅専用の電気料金プランですと日中の電気料金の単価が高くなります。(特に夏場のデイタイム料金は更に単価が上がります。)例えば日中の在宅率が高いご高齢の方のみの世帯ではオール電化はお薦め出来ません。(ご高齢で調理時コンロの火が危ないということでしたらコンロのみIHコンロにするのが良いでしょう。)また、原発の安全性に対する訴訟の司法判断や政策転換により原発の稼働が止まったりする状況や火力発電燃料の高騰などにより電気料金の値上げも今後充分あり得ることです。


しかしながら、先に挙げたプロパンガスを利用している世帯などの方にはオール電化は光熱費削減の方法として現状、最有力の選択肢であることは間違いありません。当サイトのオール電化住宅の光熱費を減らす方法でお伝えしましたが、オール電化と相性が良い太陽光発電を組み合わせることが停電対策にも多少は備えることができ(停電時太陽光発電により発電している場合、自立運転モードに切り替え非常用コンセントから電気を取り出すことができます。)、何より日中の高い単価の電気を買う量を大幅に減らせるということからガス・電気併用住宅で導入するより光熱費削減効果が大きく、既にオール電化にされている方やこれからオール電化にしようとされている方には太陽光発電は以前に比べ安価で導入できるようになっていますのでご検討することをお薦めします。(お問い合わせフォームから施工・アフターサービスも安心で太陽光発電を安価で提供出来る販売店を無料でご相談にお答えしてご紹介いたします。)


 


そして、太陽光発電の次にオール電化住宅の光熱費を減らす方法としてご提案したいものがV2H(Vehicle to Home)です。


2日産リーフで光熱費削減?

今回のテーマからすると余談になりますが、私は、太陽光発電の余剰電力の固定価格買取期間の10年を超えてからの“卒FIT”で蓄電池の販売が加熱していることに少々懸念がありました。その理由は「”卒FIT”で太陽光発電の余剰電力の買取価格が大幅に安くなるから蓄電池にためて自家消費に使い光熱費を減らしましょう。」ということ自体は有効な一つの方法だと思います。しかし余剰電力単価が下がったからといって販売されている家庭用蓄電池の容量5〜7kwhのモデルに150万〜200万程度の導入費用をかけるのは随分コスパが悪いなというのが正直な思いです。災害時の停電対策として考慮しても蓄電池単体では通常の生活で必要な電力の半日分の容量しかないので災害(停電)対策と割り切っても最近の災害による長期にわたる停電の対策としては物足りないのではないでしょうか?(“卒FIT “を迎える方の場合太陽光発電と組み合わせる前提なので天気次第ではありますが、それ以上もたせることは可能でしょう)


 


私がお薦めするオール電化住宅の光熱費削減の方法として太陽光発電に次いでコスパが良いと思うものが当サイトの光熱費削減と防災に有効なV2Hとは?でも既にご紹介しているV2Hです。ただし、大前提になるのが日産リーフなどのEV(電気自動車)が必要となります。V2HはEVを蓄電池として使うためのツールになるのです。最新の日産リーフのe+(イープラス)というモデルの場合電池容量が62kwhという大容量になります。もちろん最新モデルでなくとも既に日産リーフに乗っておられる方でしたら(旧モデルでも24kwhのバッテリーを搭載しています。)V2Hを導入すれば現在発売されている家庭用蓄電池より大容量の蓄電池を既に所有している状態といえます。現在日産リーフは持ってないし最新の日産リーフは予算的に厳しいということでしたら、中古の日産リーフをお買い求めになるのも一つの方法です。


私はこれまで家庭用蓄電池ではコスパが悪く現状あまりお薦めできないと言及していました。しかし、それはあくまでも販売が盛んにされている5〜7kwhの家庭用蓄電池のことであって、V2Hで使う日産リーフなどのEVとは別物です。何故なら①先進的な機能と静粛性に優れ加速性能も魅力的な自動車(EV)としての機能が蓄電池として価格面で考えるとおまけに付いているともいえること(充電切れにならないよう充電可能なスポットまで自力で動かせ充電出来るという据え置き型の家庭用蓄電池には出来ないアドバンテージがある)②先にも触れたように蓄電容量が家庭用蓄電池より圧倒的に大きい。日産リーフe+なら停電が4〜5日続いてもフル充電されていて節電にも気を使えば普通の生活を維持出来ます。(オール電化住宅の肝となる設備のIHコンロやエコキュートも使うことが出来ます。)


③V2Hで家とEVを繋ぐと普段から使っているコンセントを使い家電製品を使うことが出来るという使い勝手が抜群に良いということです。(三菱電機のSMART V2Hなど)


 


さて、肝心のテーマであるV2Hがいかにオール電化の光熱費を減らすかということですが、この部分については基本的に家庭用蓄電池と同じ考え方になります。太陽光発電を設置済みで“卒FIT”を迎える方は太陽光発電で発電した余剰電力を安い単価で新電力会社や従来の電力会社に売電するより、V2Hで日産リーフなどのバッテリーに充電して日が暮れて家族が集まり家電製品を多く使う電力需要の高い夕方から電力料金単価が安くなる午後11時までの時間帯にEVに貯めた余剰電力と夜間の単価の安い電気を使うことで賄えて光熱費削減になります。(三菱電機のSMART  V2Hなら太陽光発電の電気と電力会社から購入した電気を混ぜて使うことが出来ます。また、200VのIHコンロにも充電した電気を使うことが出来ます。)


 


太陽光発電が無い住宅でも光熱費削減効果を期待出来ます。この場合は夜間の単価が安い電気を通常の家庭用蓄電池に比べて大容量のバッテリーだからたっぷり貯めてオール電化の一番電気料金単価が高い日中や消費電力量が増えるリビングタイムの全てを賄える訳では有りませんが、(賄える世帯も有ります)この時間帯で大幅に電力会社から買う電気を減らすことが出来ます。結果購入電力の単価を安価に平準化できることにより光熱費削減につながります。


 


V2Hを導入することで光熱費を減らすことが出来るだけでなく、EVへの充電を太陽光発電で発電した電気又は、夜間の安い単価の電気で家にいながら出来ます。EVの充電の手間と時間を無くすことが出来ると共に充電にかかる費用を抑えることが出来ます。例えば日産リーフの場合、ガソリン車でいう燃費を電費という言い方をするそうですが1kwhあたり6km程度ということです。例えば月々の走行距離が1,000kmとすると1,000÷6=約167kwh、充電ロスも勘案すれば約180kwhの電気が必要です。関西電力のオール電化住宅用の料金プラン「はぴeタイムR」の場合23時〜翌朝7時までの時間の電気料金単価は14.93円ですから180kwk×14.93円=約2,700円となります。ガソリン車なら平均7,000k〜8,000円程度ということからその差は5,000円程度、年間にすれば60,000円程度にもなります。


 


光熱費削減効果だけでなく自動車の燃費コスト削減というダブルの効果を享受出来るだけでなく台風や地震による停電対策にもなるということから戸建てのオール電化住宅にお住まいの方には環境にも優しいV2Hをお薦めいたします。


 


※今回の台風19号のような川の氾濫などによりお住まいの地域が水害に遭われV2Hのパワーコンディショナが水没してしまうと、V2Hシステムは故障してしまい使用不可となりますのでそのようなリスクが考えられる場合の設置はお薦め出来ません。(ハザードマップでそのリスクをある程度想定出来ます。)


 


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